フォト
無料ブログはココログ

« 独我論がダメなわけ2 客観的な視点とは | トップページ | 独我論がダメなわけ4 「世界が観念であるという世界モデル」は可能なのか? »

2010年2月 5日 (金)

独我論がダメなわけ3 アニメーション映像の内容は何次元?

「トトロは本当は数万枚の2次元のセル画の集まりである。3次元のトトロは実在しない。トトロの世界で映像化されてない場面は、存在しない。」という言い方がある。
でも、そんな見方で「となりのトトロ」を見てどんな意味があるだろうか。
「さつきやメイやトトロは3次元の出来事であり、映像化されていない場面でもちゃあんとトトロの世界の人々の暮らしはあるのだ。」と考えてはじめて、「となりのトトロ」を見る価値があるではないだろうか。

では、独我論は何の意味があるのだろう。
世界が3次元空間であると見えるのは、我々が、世界が3次元だとする世界モデルに当てはめて世界を見ているからにすぎない。
我々は、実在論によって、世界を実在する出来事だと見ることもできるし、独我論にのっとって、世界は観念の中だけの出来事であり、実在しないのだと見ることもできる。
どちらの見方をするのも私の勝手であり、好きな方の見方をすればいいのだ。
だとすれば、「独我論的に世界を見るとどんないいことがあるか」という次元の話を判断基準にしてもいいのではないだろうか。
そして、生活をする上で、独我論による世界は無味乾燥の無意味な世界であることから、独我論は拒否されることになるだろう。

独我論はこうして否定することができる。
しかし、それは本当か? もう少していねいに考えなければならないだろう。
そして、もうひとつ。独我論は実在論にたよらないと一人で立てないのではないかという疑問がある。これについては、またあとで。

つづく 独我論がダメなわけ4

独我論がダメなわけ目次

« 独我論がダメなわけ2 客観的な視点とは | トップページ | 独我論がダメなわけ4 「世界が観念であるという世界モデル」は可能なのか? »

コメント

独我論の効用ですよね。生活の上で、独我論を意識してると、居心地がいいと思うことも多い反面、やはり閉塞感はあると思います。オタクとかひきこもりって、独我論的だと思います。逃れられないんじゃないでしょうか。快適なら、あえて逃れる必要も無いんじゃないかなというような気もします。

taatooさん、コメントいただけて、とてもうれしいです。ありがとうございます。

独我論が他者の意識が存在しないかもしれないという意味だととるなら、それを論駁されないと、よく言われます。
確かに、ある意味で信じるか信じないかの次元の独我論問題がありますね。他者はいないと信じることも可能であって、そう考えるのは、個人の勝手であると。確かに、他者がいないのなら楽ですね。

でも、さらにそのことを突き詰めて考えると、それは本当に可能なのかということについて、僕は疑わしく思っています。
ぼくは、独我論大好きですが、独我論者ではありません。このブログ内でもいろんなところで独我論を考えていますので、それらについてもまた、話し合えたら嬉しいです。よろしく思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548679/47486966

この記事へのトラックバック一覧です: 独我論がダメなわけ3 アニメーション映像の内容は何次元?:

« 独我論がダメなわけ2 客観的な視点とは | トップページ | 独我論がダメなわけ4 「世界が観念であるという世界モデル」は可能なのか? »