フォト
無料ブログはココログ

2017年11月13日 (月)

クオリア発言が真ではあり得ないことの証明<クオリア再考27>

「影響を及ぼし合わない物的事象と心的事象がともにあるとする発言は経験的に真なる発言ではあり得ない」ことの証明。
 
 
・・・・・証明・・・・
 
(前提1)すべての事象は、特性Pと特性Mのいずれか、または、両者を持つ。つまり、すべての事象は、特性Pのみを持つP事象か、特性Mのみを持つM事象か、両者をもつB事象かのいずれかであるとする。
(前提2)P事象はP事象かB事象にのみ影響することができ、M事象には影響しない。
(前提3)M事象はM事象かB事象にのみ影響することができ、P事象には影響しない。
(前提4)或る事象aの影響が他の事象bに及び、さらにその影響がもう一つの事象cに及んで、結果的に事象aの影響が事象cに到達するような関係を「影響の経路がある」と言うとするとき、或るP事象のあらゆる影響の経路がいずれのM事象にも達しない場合、そのP事象を「純粋なP事象」と呼ぶとする。また、或るM事象のあらゆる影響の経路がいずれのP事象にも達しない場合、そのM事象を「純粋なM事象」と呼ぶとする。
(前提5)「或る純粋なP事象pと或る純粋なM事象mがともに存在する」が発言されたという事象を事象sとする。
(前提6)事象sの文の内容は真であり、その正しさは経験的に確かめられる可能性を持つ。
(証明)上の前提1~6が同時に成り立つことはあり得ない。
(7)sがMだと仮定する。
(8)7のとき、「或る純粋なP事象pが存在する」は経験的に確かめられない。
(9)しかし、これは前提6に矛盾する。ゆえに、7は偽。
(10)sがPだと仮定する。
(11)10のとき、「或る純粋なM事象mが存在する」は経験的に確かめられない。
(12)しかし、これは前提6に矛盾する。ゆえに、10は偽。
(13)9と12より、sはMでもPでもない。
(14)しかし、これは1のすべての事象はMかPのどちらかであるというものに矛盾する。
(15)よって、上の前提1~6が同時に成り立つことはあり得ない。■
 
・・・・・・
一年以上前に同好会で作ってた証明をアップするのを忘れてたので、おくればせながらアップしておきます。
 
 

«SHISHAMOとベルクソンとこの世界とこの生<ベルクソン「物質と記憶」を読む8>